リビングマロニエ 2012年5月26日(土)号掲載
お母さん、いつもありがとう!!良い意味での教育ママが子どもの人生を左右します ユダヤでは幼児期から母親が家庭内英才教育を行います! 近年、お年寄りが脳の活性化に有効と「音読と百マス計算」を行い相当な効果を出していますが、ユダヤ民族は2000年以上も前からこれらを実践しています。 ユダヤ人は世界人口のたった0・25%なのに、アインシュタインなどノーベル賞受賞者に占める割合は20%以上(150人以上)と圧倒しています。その理由は、「財産は唯一頭の中に持て」という考えから来ています。自国のない流浪の民にとって唯一の財産は、立派な人格と知恵だったのです。 そのために母親は、タルムード(ユダヤ聖典)に基づく英才教育を幼児期から徹底します。簡単にいうと以下の10程度だそうで、現代でも大いに参考になります。①笑いなさい。②他人とは違うものを発見せよ。③権威を憎み、権威になるべからず。④逆境こそチャンスと考えよ。⑤カネより時間を大切にせよ。⑥まずは元手がいらないことから始める。⑦相手の話は自分の話の2倍聞け。⑧生涯にわたって学び続けよ。⑨カネは奪われるが知識は奪われない。⑩知識より知恵を重視せよ。 どれ一つ取っても、現代でも当てはまる成功法則の要点だと思いませんか。孟母三遷の教えが示す通り、良き教育ママは誇りです! ユダヤ同様、資源のない日本も、古くから寺子屋などの教育によって発展してきました。近年の「ゆとり教育」は世界的な知の競争時代に逆行し、学びや教育の価値を否定する方向に向かいましたが、良い意味での教育ママが頑張ってくれていました。 孟母三遷(もうぼさんせん)の教え通り、母親が教育熱心であることは誇りであり、決して恥ずかしいことではありません。ただ、自分の子のみを良しとする考えは良くないと思いますが。さらに愛が加わり、他者への優しさやいたわりの心があれば、一層素晴らしいことです。ユダヤの教えが言うような立派な人格、かつ知的な人間を育てていきたいですね。
【対象:小6】
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