お母さん、いつもありがとう!!母親の愛情が人の一生を全く変えてしまうのですね　母親が陰で見ていてくれるその愛は一生忘れない宝物　過日、デイケア施設の施設長さんからとても良いお話を伺いました。彼の母親は看護師で「情」は深い方ですが、しつけや礼儀には大変厳しい方だったそうです。　彼は小学時代、成績が悪く母親に褒められた記憶がほとんどありません。ある夏休み、苦手な習字の宿題が出て「やりたくない」と思いましたが、下手なりに納得するまで何度も何度も書き直して学校に持って行ったところ、何と「金賞」のシールが貼られて戻ってきました。帰宅して母親に見せたところ、彼を抱きしめて一緒になって喜んでくれたそうです。ひたむきに努力していた姿をお母さんは見ていてくれたようです。　金賞の上には特賞や準特賞があり、それほど価値があるものではなかったのですが、「とても喜んで褒めてくれた『母親の喜びの笑顔』や『ギュー』と抱きしめてくれた暖かさは今も忘れられない」と言っていました。人を見守る大切さを教えてくれたのはお母さんであり、この出来事は彼の生涯に大きな影響を与えたそうです。「介護の仕事を始めた理由はいろいろありますが、この体験がおそらく自分の原点だったと思っています」と語っておられました。子どもを正面から抱きしめてあげることは大切な愛情表現！　小さい子どもは母親に抱きしめられると安心するようです。お子さんをあまり正面から抱きしめてあげていないお母さんがいたら、ぜひ思いっきり抱きしめて上げてくださいね。施設長さんのように、忘れられない記憶になるほどうれしいことのようです。　アメリカ映画等を見ていると、20歳の息子を母親が正面から抱きしめているシーン等が、時折ありますよね。親として子どもに素直に愛情表現をしてあげたいですね。来月の連載10回を記念して、「河内ひろしチャリティ講演会」に読者先着10人をご招待。５月26日（土）午前10時30分～正午、アカデミーコンサートホール。希望者は電話で同校＝ ☎028（637）5959へ。午前10時～午後６時受け付け。土曜・日曜・祝日を除く。